=現状チェック= ・タンクはノーマルスチールタンクを白に塗り替えられ‘96のデカールが貼ってあった。 (タンク内に幸いな事にサビは回っていなかった お約束のガソリンはダダ腐り) ・フロントフェンダーはCRF系の赤。 ・メーターは有るがライト周りは欠品。 ・外装全般色褪せた感じで決して綺麗なものではない。 ・新品前後タイヤとマフラーは新品だがCRF系のものが加工して取り付けてある。 ・それ以外フルノーマル。
これをどのように仕上げてゆくか設定しなければならない。
○まずエンジン始動
10年以上動かしていないので キャブ、エアクリーナーはまずダメでろう事が想定される。
・キャブのオーバーホール ⇒ 白い粉を吹いた状態 久々に真鍮のフロートを見た
・エアクリーナー ⇒ まるでスポンジケーキの生地のよう サクサクでΧ
・エンジンオイル ⇒ エンジン暖機後 オイルを抜くがドレンからえらい勢いで吹き出す ブリーザーが詰まっていたようだ
ノーマルドレンは頭17mmのを12mmのメッキ仕様に交換
・若気の至りでマフラーはCRF100Fのメガホンタイプに交換していたのを旧XR80Rのものに戻す
・メーターは本来の逆車のように要らないものは排除し インジケーターなどは廃し シンプルに仕上げる
総評:エンジンは圧縮もあり オイル上がり及び下がりも無い、メカノイズも無く非常に良い状態であった。
=装着外装=
・ライトマスク ⇒ CRM80R白:XLR80Rにボルトオン出来るよう加工 発売当時よりXLR80RのノーマルカウルはME06系のゼッケン外縁カット版であった為 縁の乱雑さが 気に入らなかった。
・フロントフェンダー ⇒ 純正は生廃だがノーマル同タイプの白を発見
・ウィンカー ⇒ フロント:CRM80Rはカウルに付いている為それを採用、リア:勿論XR用を取り付け加工
・リアフェンダー ⇒ XR100のを加工
・シート ⇒ “80R”印字の新品を発見(パーツとしてノーマル ブル−シートレザー有り:印字無し)
・サイドカバー ⇒ このタイプ(XLR80R)はどのモデルも絶版の為 ノーマルを磨き復活
・ヒューエルタンク ⇒ 剥離しR-119で塗装 ‘87XRロゴを貼付
テールランプに関しては昔より定番の小型のものを付けてサブフレームを排除 ナンバーステーを介してリアフェンダーに取り付けていたがテール&ナンバーの重みでリアフェンダー自体が“ベラベラ”する(ダートなど走れるものではない)。過去の教訓でそれを避け ノーマルサブフレーム&テールをそのまま採用。
=小物=・キーレスヒューエルキャップ・ハーフワッフルグリップ・ハイスロ・リアブレーキ調整蝶ネジ
=走行&セッティング=マフラーのみXR80Rを取り付けた為 中速より“ギクシャク”感(トルクの谷)が出 それ以上の回転上昇パンチが無い、どうやら薄いようだ。XRとはカム、レシオが異なるがせめて吸排気はXRのものを入替えた。吸入ダクトの面積は倍ほど違う。ジェット類も移植するが余計その“ギクシャク”感が顕著になる、ニードルで調整するが下が良ければ上がダメ 上が良ければ下がダメ。以前私の持ち物でCT110がありノーマルは85kmしか出ず ポートとマフラーそしてセッティングのみで100kmまで出せるように挑戦した事がある。このXLR80Rも同じ挑戦をしてみよう(ポート研磨は無)。特にハイスロを組み合わせている為アクセル開度30度ほどだ、ノーマルキャブはボケたPDキャブなのとインマニが長いせいで「ガバ開け」してもボコ付は出難い。しかしこの「ガバ開け」に対応するジェティングはかなりの濃い目にしなくてはならない。目測通りのジェティングで力強くスムーズに回ってくれるようになった。(いつものチューニングをすればもっと楽しいバイクになるのになぁと思いながら それはまたいずれ・・・) 面白い街乗り下駄が出来て嬉しい。
パワーユニット・クランクセンター出し・強化オイルポンプ&オリフィス加工・FCCクラッチディスク・フライホイル超軽量加工・パルス進角加工・80改 96ccハイコンプピストン(サイド&コンプスリット加工)&軽量ピストンピン・ヘッドポーティング・ハイカム&強化バルブスプリング・バルタイ調整・ヘッドカバー オイル飛散防止加工・2mmアップPDキャブまたはフラットФ24
サス(見栄えを良くする目的で車高上げを行う)・フロントインナーチューブ⇒XR100に変更・リアスィングアームリンク加工(詳細はミニの項を参照)
Hondaは、オフロード走行専用車CRFシリーズ(CRF50F/70F/100F)に、新たに「CRF80F」をラインアップに追加し、 ‘07 6月27日(水)に発売する。 このCRFシリーズ(CRF50F/70F/100F)は、コンパクトで取り回しの良い車体サイズや、クッション性に優れたサスペンションなど、オフロード走行が気軽に楽しめる入門バイクとして好評を得ている。 CRF80Fは、ステップアップを目指すユーザーのために、CRF70FとCRF100Fの中間サイズとして、すでに2004年より米国で発売され好評を得ているモデルで、このたび、日本国内での販売を開始する。車体まわりはCRF100Fと共通設計としながらも、ホイールサイズをCRF100Fよりも小径とすることで(CRF100F:前輪19インチ、後輪16インチ/CRF80F:前輪16インチ、後輪14インチ)足つき性が良く、乾燥重量でもCRF100Fより3.7kg軽く、取り回しの良いサイズとしている。エンジンはCRF100Fで定評のある、粘り強く扱いやすい空冷・4ストローク・単気筒エンジンの排気量を80ccとすることで、ステップアップユーザーのみならず、はじめてオフロードを走るライダーにも扱いやすいマシン特性としている。
=CRF80Fの主な特徴=・ CRFシリーズの流れを汲むシャープで精悍なスタイリング。 ・ 粘り強く、スムーズな出力特性の空冷4ストローク単気筒79.7cm3エンジン。 ・ スポーティーな走りが楽しめる5速マニュアルミッション。 ・ 路面追従性を向上させるため、フロントサスペンションはクッションストローク140mmのテレスコピック式、 リアサスペンションはアクスルトラベル110mmのプロリンク式。 ・ 軽量かつ高剛性のダイヤモンドフレームやスイングアーム。 ・ 足つき性に優れた、734mmのシート高。 ・ オフロード走行に適した、前輪16インチ/後輪14インチのオフロードタイヤ。 ・ 地球環境に配慮した、タンク表面から燃料の揮発を抑える効果がある多層ブロー成型式燃料タンク。
主要諸元
通称名 CRF80F 車名・型式 ホンダ・HE01 全長×全幅×全高(m) 1.749×0.725×0.995 軸距(m) 1.209 最低地上高(m) 0.218 シート高(m) 0.734 乾燥重量(kg) 70.3 エンジン種類 空冷4ストロークOHC単気筒 総排気量(cm3) 79.7 内径×行程(mm) 47.5×45.0 圧縮比 9.7 最高出力(PS/rpm) 8.8/10,000 最大トルク(kg・m/rpm) 0.66/9,000 キャブレター型式 PC20(メインボア20mm) 始動方式 プライマリーキック式 点火装置形式 CDI式マグネット点火 潤滑方式 圧送飛沫併用式 燃料タンク容量(L) 5.0 クラッチ形式 湿式多板コイルスプリング式 変速機形式 常時噛合式5段リターン 変速比 1 速 2.692 2 速 1.823 3 速 1.400 4 速 1.130 5 速 0.960 減速比(1次/2次) 4.437/3.285 キャスター角(度) 28°00´ トレール量(mm) 74.0 タイヤサイズ 前 2.50-16 4PR 後 3.60-14 4PR ブレーキ形式 前 機械式リーディング・トレーリング 後 機械式リーディング・トレーリング 懸架方式 前 テレスコピック式 クッションストローク140mm 後 スイングアーム式(プロリンク) アクスルトラベル110mm フレーム形式 ダイヤモンド