その名も “羊の皮を被った狼” 見た目はおとなしい箱型セダン、しかしひとたび走り出せば・・・ これが渋い
不言実行〜何も語らず自ら率先して見せること、個性〜見た目ではなく内から滲み出すもの 自由〜決まりごとの中で
周りのことも考えて自分の意のままに振る舞うことができること “昭和の価値観” 今ではその価値観も変わって
しまったように思える。有言実行 個性:中身はともかくまず見た目から 自由:勝手気まま・・・
私のハコスカに対する構想(仕上げ方)も歳を追う毎に変わって来るようになりました、当初(二十歳ぐらい)はレース場で
見栄えがするスタイリングがカッコイイと思っていました、実際そんなハコスカを街中で見かけると凄く違和感を感じました。
次にはもうチョッとおとなしいセミワークスオーバーフェンダー仕様。
これもド太いタイヤが路面のギャップでバタついているのを見てからテンション↓ カッコ悪かった。
今は出来るだけ見た目はドノーマルで “あぁ 綺麗に大事に乗ってるんだなぁ”と見る人が感じるような。
中身は当時の日産ワークスの技法で作り上げたい カッコ良さは機能美から来るものでありたい。
トータル的な速さの基本は “扱い易さ” それにドライバーが望むポイントを加味し仕上げてゆく。
キンキンにチューニングするメリット、それに伴うリスクは表裏一体だ。ハコスカの構造やレイアウトを
ココ最近の様々なパーツ群を購入してみたり見聞すれど 見れば見るほど無理が有ったり違和感が否めない。
知れば知るほど当時の技法の有り方が理想的に思える。
一見 ドノーマルに見えてもサスのレイアウトや排気音 走り出しなどの加速、車体の動きなどを見れば
“おぉ あぁ見えてもヤルところはヤってるな”と感じさせるものでありたい、それが昭和のハコスカの渋さ カッコ良さと
信じている。
⇒ ↑この中身に ノーマルハコスカのカバーを被せたようなクルマを目指したい