MD30の本来の性能を最低限引き出すのに欠かせないアイテム群
ノーマルを生かす方法ですので ノーマルキャブ,マフラー仕様が前提となります。
=手順=
@エアーインジェクション解除キット組み込み
↓
Aリミッター解除キット ステージT組み込み (これで本来のMD30の性能が出せます)
※パルス進角加工については通勤快足セットをいずれ併用の場合 作業が重複しますので先に組む事をお勧めします。
当店のプロジェクトコンセプトの中心である”4サイクルエンジンでも回転レスポンス重視”のほんの入り口でもある
”フライホイル超軽量加工”をお勧めします。GOODSのコーナーでも紹介したとおり MD30のフライホイルは
超軽量といってもセルベアリングが付いている為23%しか軽量出来ません(MD16〜22、ME06は約4割軽量可能
従ってME06系の2割軽量分にしか相当せず)。ご存知とは思いますがフライホイルの軽量加工は発電量を下げる
ことも無く 従来”はずみ車”として空回りしているだけのパーツの役割がメインです、また当店が二十数年前から
やっている加工ですが良く”トルクが無くなり乗り難くなるのではないか”と今でも言われます。しかしその心配はご無用!
実質 通常走行に最低限必要なトルクはノーマルクランク(約4kg)及びバランサーの重量で充分出ています、
フライホイル(約2kg)を23%軽くするだけで トルクの痩せよりエンジンのダイレクトなパワー感が如実に体感
出来るのです。
フライホイル超軽量加工・・・計)¥18.000‐ 税込価格¥18.900−(ノーマルフライホイルを送付の事)
また 工具のフライホイルプーラーも販売しています。
フライホイルプーラー・・・商品価格¥1.500‐ 税込価格¥1.575‐
(注意)↑上記各商品の紹介はGOODSをご覧下さい。
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参考価格
■XR250(MD30)フライホイル超軽量 AI解除システム リミッター解除 車両持ち込みトータル価格
フライホイル超軽量加工・・・¥18.000‐
@計)¥18.000‐
・MD30 3 型以降用リミッター解除キット ステージT・・・¥31.300‐ ・フライホイルパルス進角加工・・・¥3.800‐
A小計)¥35.100−
・AI解除システム・・・¥14.200‐
B小計)¥14.200−
その他パーツ
・フライホイルカバーガスケット・・・¥740‐ ・慣らしオイル 1.7L・・・¥1.700‐
工賃
キャブ脱着ジェッティング組込・・・¥5.000‐フライホイル脱着 ¥5.000− AI取外し 取付工賃・・・¥3.800‐ リミッター解除C.D.I取り付け(配線加工)・・・¥3.800‐
C小計)¥20.040−
@ + A + B + C =計)¥87.340‐ 税込価格¥91.707−
※↑上記内容にはオーバーホールなどの消耗パーツは含まれていません。
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MD30 3型をAI解除キットとリミッター解除、フライホイル超軽量した いちユーザーからの感想の投稿
先日、MD30の改造をしていただきましたF県のMです。
非常にストレス無く乗れるマシンになりました。
つきましては、しばらくAIシステムを外して、山遊びやエンデューロに使ってみようと思い立ちました。
(それぐらい乗って楽しいマシンになりました。)
※見た目はノーマルでAI解除を行っています。
=ノーマルキャブ仕様での注意=
ノーマルキャブ仕様の場合 エアクリーナーBOX吸入口インテークダクトは外さないで下さい(エアクリーナーBOXを外し
ファンネル仕様など)、全般的なトルク低下が著しく燃焼温度も上がりエンジンに熱が溜まり易くなります。
またエアクリーナーBOXに穴を開けるなどの加工は時代錯誤も甚だしく論外です。
あくまで外す場合はキャブ交換とセットとお考え下さい。
ノーマルキャブMD30用インテークダクトCAP MD30のコーナーでノーマルキャブの場合 インテークダクトを取り外すとエンジンの回転域全域で トルクの低下を招くので絶対やらないよう述べましたが 手を拱いている訳では有りません。 いずれ”通勤快足セット”を組むのに無駄にならないキットを紹介します。 ノーマルダクトは通気通路が長く、狭く、L字に折れ曲がっています。 しかし これを取ってしまうと吸入抵抗がなくなってしまいトルクが薄くなるという特徴があります。 昔はノーマルをカットするなどのジジコイ事をしていましたが通気通路がノーマルよりやや広く、短い タイプのCAPがあります。 これはME08ダクトの上に差し込むだけでOK、ノーマルより吸入抵抗が少なく トルク温存 そして吹き上がり向上にも貢献します。 a@1:MD30用インテークダクトCAPセット(ME08ダクト、CAPのセットです) ・・・商品価格¥3.400‐ 税込価格¥3.570‐ ME08ダクトをすでにお持ちの方に CAPのみ・・・商品価格¥2.600‐ 税込価格¥2.730‐ ※CAPが欠品がちですのでご注文の際は時間の余裕をもって御願い致します。 XRにお勧め レジスターレスプラグ 最近の純正標準プラグはR(抵抗 レジスター)入りが付いています、これは電波障害が出ないように 配慮されたのもです。しかし スパークする部分で言えばやはりない方が火の力は強いのはいうまでもない。 市販車の中には 自分のノイズでコンピュータが誤作動を起こすものもあるので すべてには当てはまりません。 当店ではお受けしたオーバーホールやチューニングした車両にはこのプラグを装着しています、お勧めです。 いまやこのレジスターレスプラグは何処でも置いていないようで ご入用の方は如何でしょう、どうせ付けるものは エンジンに対し少しでも有効なものを選び装着したいと考えます、特に火種は重要なポイントです。 プラグ交換サイクル メーカー推奨:5.000〜8.000km レジスターレスプラグ C型:XR250(MD30 ME08)・・・単品価格¥830‐ 税込価格¥871‐ ※#8→ノーマルエンジン用 #9→圧縮 排気量アップ ハイカム用 2種類用意しました。 ここ最近 プラグがちゃんと締まっていないものが多く見受けられます、プラグが緩んでいますと ネジ部分から2次空気を吸い 混合ガスが薄くなり燃焼温度が高くなり 過去2件ほど有った事例では 高速に乗り15分でピストンに穴が開いたことがあります、4ストではめったな事でピストンに穴が開くようなことは ありません。それだけ条件が悪くなるという事です。メーカーでは指で新品プラグを台座まで締め込み1/3締める と言うのがセオリーですが2/3は締めこむよう勧めします。 アーシングシステム 電気系強化パーツと言えばもっぱら発電系からプラグまでの間のものが多い、それもそれぞれ 重要な役割があるわけですが 見落としがちなものがアース系です。電気は流れてこそ仕事が 完了します、しかし よく考えてください。フライホイルカバーの中にある発電コイルのアースは コイルボディとカバーのネジ止めで成り立っています。コイルボディから直接アースを取るのが 一番好ましい事ですがユーザー個人単位では非常に手間が掛かり困難な作業です。ノーマルの 通電経路は発電された電気がC.D.I→イグニッションコイル→コード→キャップ→プラグへと 流れます。問題はここからです プラグのアースはヘッドにねじ込まれている部分で そこから ヘッド→ヘッドG/K→シリンダー→ベースP/K→クランクケース→フライホイルカバーG/K→ フライホイルカバー→発電コイルで その間 間はボルトで連接されています、実に効率が悪く おまけにその通路は金属で 金属は熱を持つと抵抗が大きくなり失われていく確立が多くなるのです。 勿論メーカーは充分それを想定して作られているとは思いますがダイレクトに通電パスしてやれば多くの 電気が流れ必然的にプラグに流れる電圧も高く強力になるという構造です。この方法は確実で 間違いなく何のリスクも無くいので 万が一 システムが外損して壊れてもノーマルに戻るだけです。 もともとの発想は旧車から来ているものですが新しいものにも確実な効果があるシステムです。 電装が直流のものと交流のものは配線方法は異なります。 アーシングシステム・・・色はブルーのみです。 MD30用・・・商品価格¥5.000‐ 税込価格¥5.250‐ MD30 3型以降倒立フォーク用CRFタイプディスクカバー MD30 3型が出てより何とかディスクカバー付かないものかと・・・今までかかってしまいました。 CRFベースですが形も入組んでいてなかなかボルトオンと言うわけにいきませんでした。やはり取り付けに 関しては簡単でないといけません、構成パーツは増えてしまいましたが遂に意地で完成いたしました、 ノーマルディスク用のサイズです。加工が多いのであまり注文が来ないことを期待します。 MD30 3型以降倒立フォーク用CRFタイプディスクカバー・・・商品価格¥11.750‐ 税込価格¥12.337‐ ※色:ナチュラルホワイト ブラックも追加ラインナップ 温度センサーテープ これもかなり前から私自身のエンジンにつけていましたアイテムです、 エンジン始動後 暖機運転はエンジン寿命を温存する為に欠かせないのは言うまでも有りません。 暖機運転無しで走行しますと ピストン冷却はクランクのコンロッド下部より圧送されたオイルが 遠心力で飛散し ピストン裏に供給され潤滑している、暖気をやらないとオイルは硬いので飛散せず ピストン裏には届かず ピストン温度が急激に上昇し焼けます。それだけならまだしもピストンピンも同様で 磨耗が早くピンにガタが出てくるのです。ですので暖機運転は最低限のエンジン寿命をキープする儀式なのです。 最低5分と言う指導をしていましたが これは厳密に言えば夏や冬では異なります。この状態が目で見てわかれば 無駄な時間をかけずに済む、そこで温度センサーテープの紹介です。常温では赤色ですが70℃を越えると テープの中心が黒く変色します。エンジンの要所要所の貼付で暖機状況が目でわかるわけです。 この特性を利用すればいろんな場所に応用出来ます(オイルク−ラ−など)。 少量入手出来ましたのでここに提供致します。 → ↑常温は赤色 ↑70℃を越えると黒く変色 温度センサーテープ(5枚/set)・・・商品価格¥500‐ 税込価格¥525‐ ※温度センサーテープのみの注文の場合はメール便¥210‐で発送できます。
C型:XR250(MD30 ME08)・・・単品価格¥830‐ 税込価格¥871‐
→ ↑常温は赤色 ↑70℃を越えると黒く変色
=番外編= こんな事も有りです↓
ノーマルベースでもう少しトルク感やレスポンスを上げたいと言う方にこんな事も出来ます。
XR250R(ME08)のステンレスエキパイを流用し取り付け可能です。
ME08エキパイはMD30より太さが有り トルクを太らせたり 流速を上げるのに貢献しますし 材質上保温効果も有り錆にも強い。
※(注意)ボルトオンではジョイントの長さとФ数が違いますので付きません、マフラープロテクターはノーマルを入れ替えて下さい。
・MD30 3型以降採寸加工済みME08エキゾーストパイプ(MD30ノーマルマフラーにボルトオンでジョイント出来るカラー付き)
・・・商品価格¥22.310‐ 税込価格¥23.425‐
■エキパイとマフラーのマッチング
MD30を含むスーパーXR系(ME08、400を含む)排気系の狙いを解説すると エキパイは2 IN 1の集合部を
遅くする事でレスポンスは落ちるが待てば高速の伸びが出る、マフラーは容量を少なめにすることでレスポンスを
狙っている。旧XRはその逆でエキパイでレスポンスを稼ぎ マフラーで高速を伸ばす、役割は相互反対だが
トータルで同じエンジンフィーリングを狙っている。しかし 同じ狙いとはいえフィーリングを比べますとス−パ−XR
の方はマフラー容量が少ない影響で高速が伸びない。これらの理由で排気系の組み合わせは旧XR系レイアウトを
選択し ↑上記のようなエキパイ、マフラーをお勧めしています。
一般的に排気系を変えているユーザーに聞くと市販マフラーは性能はどれも無難なもので それならデザインや材質 価格
(悲しいかなこれが一番多い)で選んでいる方があまりにも多いのに驚いています。エキパイ、マフラーはそれぞれ役割があり
その作り手側の狙いで構造や形状が異なる(中にはな〜んにも考えていないものも多く存在する)。ですから形状を見ればすぐ
分かりますのでその狙いを把握した上で選ばなくては 到底エンジンの性能を上げる事など出来ない。
それと4ストモトクロッサーによく付いているマフラーメーカーのものが MD30に付いているのをここ最近多く見受けられますが
同じメーカーのXR用はまずマッチングがすこぶる悪く、燃料を食わしてベストセッティングを出しても狙い通りのパワーは出ない。
出力を出すエンジン形式が違いすぎる為 特にマフラー構造が足を引っぱっているものが多い。もっと構造による特性を把握して
選んで欲しいと節に望むものです。目の前でその付いている排気系の役割を説明すると”マフラーやエキパイでそんなに変わるの
ですか”と言う言葉があまりにも多いのに驚いています 排気系もカムやキャブと同じで役割があるのです。勿論 オフロード系に
向いているもの ロードに向いているものは特性は同じではありません。ですから その特性を把握し選んで欲しいのです。
=ME08純正パーツ流用でチューニング=
簡単に誰でも思いつくお手軽ライトチューニングはME08パーツの流用です。
・PDキャブ(フロートチャンバー要変更)アクセル〜ワイヤー、インマニ、コネクティングチューブ 一式
・ME08インテークダクト
・ME08カムシャフト
・出来れば ME08ピストン
ここまでであればまずまず無難なコースです(2PSまでいきませんがアップ)、出来れば270ccがよりベストマッチです。
270cc、ME08ピストンは別にしてもパーツ代で¥62.000前後(税別)は掛かります。
蛇足 番外編 (ゲロ系の方へ)
ヴァイタルでのゲロ系お勧めメニュ−
・270ccピストンキット(注意)これらのピストンキットは競技用です,一般公道での走行は出来ません。
以上 この仕様であれば確実でトルクも有り、レスポンスもそこそこですので獣道などにはウッテツケです。
ここまででフィーリングが気に入った方には 更なるステップはといいますと
”通勤快足セット”です、加速性能は2ストモトクロッサー125ccより やや劣るぐらいまで一気に向上します
(加速力、トップスピード)。
XR250(MD30)通勤快速セット(↑上記に加え)
構成パーツ
・コンペカムシャフト ¥24.750−(ME08に比べリフトは同じですがオーバーラップがやや広いタイプです) ・ケイヒンPJ36キャブキット ¥59.800− ・ME08インテークダクト ¥985−
※↑上記表示価格には消費税は含まれていません。
(例)一定速度で走行していて 前の車など追越をかける時 従来ですとシフトを1速落とし回転を上げて行っていたところ
”通勤快足”はギアはそのままでアクセルをひねるだけで楽に追い越しをかける事が出来るようになります、しかも
追い越しに時間をかける事も有りません。
PJキャブに付いて
MORIWAKI ZERO-SSスリップオンマフラー ・・・商品価格¥52.000‐ 税込価格¥54.600‐ ⇒生廃
ノーマルバッテリーの重さが車体の重心を上げていることやリヤサスの動きを妨げているのは言うまでも無いが
これを少しでも解消する方法がある。ノーマルバッテリーを外し バッテリーBOXに小型バッテリーに入れ替える
とか 当店ではバッテリー位置を移動する方法を取っている。タンク裏のC.D.Iをキャブ上に移設し 元のC.D.I
があった位置に小型バッテリーを入れる方法です。手軽に出来ますのでご自分でTRYしてみてください。
(参考)ヴァイタル使用バッテリーサイズ・・・ユアサYT4B−BS
今、ヴァイタルに試乗車のMD30 3型がある。この仕様は当店が試乗車目的で製作したわけでなく イチユーザーが
新車で購入したところから話が始まる。このユーザー(ハンドルネーム:シュラウド佐西)は私(47歳)より若干年齢が
上の方で10年ぶりぐらいにバイクに乗りたくなりMD30 3型(オフモデル)を新車で購入、しかし 以前乗っていた
XLR250Rより気のせいか走らない と思っていた。パソコンで検索したところ当店のHPがヒットし 案の定その事
ずばり書いていたのでAI解除システム、”通勤快足セット”を組みに来店。私たちの年代は大体お金が無かった
せいもあり 2ストにしろ4ストにしろ雑誌や友人から聞きかじった知識を基に自分でバイクをイジってきました。
勿論失敗も多く そのツケを多く払ってきたものです、その経験が肥やしとなってどのくらいやるとどのくらい性能や
フィーリングが変わるかが想像出来るわけです。その頃は当店には試乗車が無かった為 体感してもらう事が出来
なかったですが・・・ シュラウド佐西さんも何となく仕上がったバイクの想像はしていたようですが いざ完成し乗って
みると自分の想像をはるかにしのぐもののようだったそうで それからもうズボハマリ。すぐにどうせ新車の慣らしを
するくらいであればいち早くプラスHOTCAM 等々にグレードアップを行う。主にツーリングユースでワインディング
を楽しんで走られていたようだ。走り込んでいくうちに 加減速が飛躍的に強力になる為 フロントブレーキとフロント
サスのプアーさが目立ち始め再度相談来店。”バキッと効くブレーキシステム”とフロント強化”ステージT”を組み込み
いつものワインディングへ。組んだところは大満足だがリヤブレーキの甘さが逆に目立ち始めたのでリヤビッグ
ローターを装備。他店でリヤショックをソフト目にリファインしたようだが全般的には満足する仕上がりになったようだ。
思った時にアクセルをヒトひねりするとタイムラグ無く加速はするし 前後ブレーキもコントローラブル そしてサスも
踏ん張りを見せるのでノーズダイブも少なく思ったところにマシンが向いてくれると当人絶賛、走りに行くのが楽しくて
仕方ないようだ。そんな時慣らしも終わりアクセルを開けていくうち もうヒト伸びして欲しい時に回転が止まってしまう。
精神的にストレスが溜まる と 来店。当時シュラウド佐西号にはお勧め出来ないマフラーが付いていたので その
せいでセッティングが従来通り出ないと思ってセッティングやマフラーを変えたのだが加速やレスポンスは良くなったが
いつも同じところで回転が止まってしまう。その場では対応出来ないと判断し預かる。その後引き続きいろいろやったが
まったく改善が見られず暗礁にのり上げてしまう、もしかして電気的なリミッターが設けてあるとしか思えなくメーカーの
方に確認したところ ”よく分かりましたねぇ 販売から1年経ちますけどその間指摘してくる販売店は一つも有りませんで
した”と・・・誉められてるんだかナンだか。ピーク回転を超えて回すと排気ガスが汚くなるので9.700rpmで止めたの
です と。思わず”止めるなぁ〜”と突っ込んでしまいました、逆に低いレベルでノーマルMD30はバランスを取っている
ことに関心したものである。プアーなエンジンフィーリングでは強力なブレーキは要らないしサスも乗り心地優先のフワフワ
サスの方がウケが良い。マッタリした加速フィーリングであればピーク回転を過ぎれば如実にパワーが落ちた感覚になる
ので必然的にシフトアップするわけだ。だからリミッターが効く回転域まで回さないと・・・なるほどねぇ〜 しかし DOHC
のクセに10.700rpmしか回らない他メーカー車を笑えなくなった、XLRでも12.000rpmは回った。すぐに”リミッター
解除キット”製作に着手、完成。そうです リミッター解除キットはシュラウド佐西さんのおかげで出来たのです。また
しばらくすると”すぐにはやりませんけど もうヒトランク上にパワーアップするにはどうやったら出来ますか?”と聞いて
来られたので私は”キック派ですか セル派ですか?”と聞いたところ 流石に私と同年代だけあってつかさず”勿論
キック派です”と言う答えが返ってきた。今のMD30のセル機構のデメリットを説明し フライホイルのワンウェイベアリング
を外す事でフライホイル自体の重量が激的に軽くなり PJキャブの良さが飛躍的に目立つようになると説明した、
すると”すぐにやって”と言われるので 思わず”やるんかい”と突っ込んでしまいました。こうしてセルレスキットも完成し
同時に某モタード雑誌の取材もあったので車両を拝借し 試乗インプレとなった。関東、関西のチューニングショップの
主力店を回ってウチが最後だったらしく テストが終わりさりげなく聞いてみた”いろいろチューニングショップを回って
きたと言われていたけど何処のショップのが速かったか?”と。私はいつも上には上がいると思っているのでその
ショップのやり方を勉強しよう と思っていたからだ。するとすぐ答えは返ってきた”ウチのが一番で ダントツです、
話になりません”と。私はガッカリしました、その雑誌が出て記事の内容を見てその事は一言も触れられていなかった
ことでも”ガクッ”ときましたが・・・シュラウド佐西さんに現車を渡し 数週間、もうその仕上がりが大満足で走るのが
嬉しくて仕方ないとのことでやってよかったと製作側の至福を私も味わっていました。その後 仕事の都合でバイクを
手放さなくてはいけなくなりどうすればこのMD30が役に立つかを考えたところ ヴァイタルの試乗車として皆さんに
乗ってもらうのが一番だと思われたらしく 申し入れが有りました。凡人であれば売ってお金にするのが当たり前のところ
”MD30に乗っている方にこの感動をどうしても伝えたい 同じ感動を味わって欲しい”と思われたようです。しかし結構
ここまで車両代を含めお金が掛かっているだけに気が引ける、あまりの熱心さに私の方が負けてしまい、有難く受け取る
事になったわけです。ですので 秘密の田口仕様ではなく一般の方がウチと相談の上 通常パーツで組み上げた
ものなのです、だからより身近な仕様として見て頂ければと思います、まったく同じ仕様に出来るバイクなのです。
試乗された方のほとんどはあまりにもノーマルとの違いに驚かれます、良く言われるのが”乗りやすいですね”とか
”車体が軽く感じますね”と言うのが多い。この270の”通勤快足”仕様はXLRの頃よりの定番で ここぐらいまでが
ノーマルベースと思っていて 何らリスクを負う事無く、エンジン寿命はノーマルと同じ メンテ系もノーマルと変わらず
特段気を使うことも無い。チューニングの”チュ”の字にも入りませんし、当店のパーツをポン付けしただけの事です。
チューニングはここから始まりもっともっと速くなります。
シュラウド佐西号良い仕事してますねぇ〜。百想像は一乗にしかず まず自分にとってメリットが有るものか乗って見て
判断して下さい。
ただし 暇つぶしの物見うさんやバイクにイタワリの無い方はどうぞご遠慮下さい。
‘07 9月 イチユーザーのインプレです。
毎日暑い日ですが田口さん、お元気ですか? お盆前に持ち込みを御願いしてもらったMD30ーXRバハです。 まだ走り慣れていないながらもインプレします。
自前でオリジナルヘッダース、プロスキルサイレンサー組み込み、さらに持込で通勤 快速、リミッター解除、AI解除の組み込みを御願いしました。
持ち込んだ日の試乗車は一言でいえば同じXRには全く思えませんでした。 レスポンスや加速感があまりにも違いすぎて、バハとの重量の差かボアアップや軽量 化が進んでいるからこの軽さが生まれたのかなぁ〜と思ってしまうほどでした。ある 意味、車種の違いというようなイメージさえ持ってしまいました(笑) 自分のはデュアルライトに加え、ラフロ風防、キック、バッテリー、アルミ芯ハンド ガード、キャリア等々、軽量化とは言えないほど装備していますからね。
そして完成後。 あの引取り時の感動は忘れられません。 暖気後のスロットルの軽いあおり… まさに自分のバイクでは経験していないレスポンス… 呼応する吹き上がる回転音… 予想をしていなかった仕上がりでした。 帰りの高速道ではまさに狼でしたよ(笑) 特にバランスというか、安定感のある走りが難なくできるのには驚きました。 ギアのピークパワーの位置がわからないので、適当に繋いでもギクシャクすることの ない走り、欲しいだけの加速とトルク…、速度100キロからの鋭い加速はノーマル では考えられない!デジタルメーターが101、102、103…と確認できないほ ど早く変わっていくのは初めてみましたよ(笑) 気になる燃費もノーマルでは26〜27くらいだったものが、距離200キロでリッ ター29、6。明らかに上がっていました!バランスの悪いチューンではこうはなら ないでしようね〜 ただ自分自身が慣れなければならない部分もありますね。 一つはノーマルとは違う始動時のコツ、二つ目はPJ、ハイスロの特徴(?)でもあ る、減速時はエンブレよりブレーキの方に重点が置かなければならない点。そして三 つめは排気音の配慮。 生まれ変わったバイクを操る楽しみが増えた日々になりそうです。
またオーバーホール等の折りには宜しく御願いします。 では失礼します。
`07 GARRRR誌 11号 中折れに”シュラウド佐西号”試乗インプレが載っています、当店の広告宣伝と
合わせ 読んでみてください。