なぜPJなのか

KEIHIN PJフラットキャブレター

ホンダワークスRCレーサー(ワークスモトクロッサー)で1985年モデルより

実戦実証済みのフラットバルブPJ型キャブレターは、エンジンのパワー、俊敏性、

ハイレスポンスを最大限に引き出す為に開発された高性能キャブレターです。

図Aに示されるように、流入空気の抵抗が少なく、優れた吸入効率を実現。

レスポンスも俊敏そのもの。レーサーに不可欠の瞬発力あふれる

パワーフィールングに大きく貢献している。さらにアイドリング調整は

クリック式になり、アイドリング調整がより容易化した。

ヴァイタルでは、加減速の俊敏なオフロード走行を考慮し、

スロットル荷重の軽減を図るとともに、低・中回転域でのクイックなレスポンスを

実現し、ビギナーからエキスパートまで幅広いユーザー層に合った使い勝手を

持ちながらも、高速走行時など様々な路面状況でも出力特性を発揮させる為、

使い勝手に優れ軽量化にも寄与する、新設計の強制シングルワイヤー

(アクセル開度90度未満)機構を装備したPJ型フラットキャブレターを

採用しています。


PJキャブレターの特徴

特筆).キャブレターの中で一番クイックレスポンス、吹き上がり最高。

1).吸入効率が丸キャブに比べ2〜3mmアップ相当に当たる。

2).ベンチュリーの大きさに比べ本体の大きさがコンパクト。

3).パーツ構成が少ない。(メンテナンス性が楽)

4).四季を通じてジェット交換不要(エアースクリュー調整のみ)

5).ハイスロからキャブ本体までのセットなのでリーズナブル。

(ノーマルにボルトオン)

6).ヴァイタルから出荷した物はジェット設定不要(詳しいマニュアル付き)


ベンチュリーにオーバル型(だ円)を採用〜PJ34は除く

従来のPJキャブのベンチュリーは真円型でアクセル1/3までの面積変化は

大きく、ラフなアクセルワークをするとコレが幸いしてボコ付きが出て、

ベンチュリー面積変化が少ないオーバル型がされたのである。そして、

キャブレター本体からフロートチャンバー内の内圧を抜くエアベント設置数を倍に

する事で、ハードブレーキングやジャンプの着地時などのボコ付き対策に

大きく貢献し解消している。

偏心スロットルドラムの採用

スロットル操作に対するエンジンへの空気の供給量をPD型キャブレタと

同等のものとするためスロットルドラムを偏心させることにより、比例直線に

近い開度特性が得られ、より多くのエンジンに供給する事が可能となり

スロットルリニアリティの向上が実現した。

(パーフェクトチューニングマニュアルより抜粋)

PJ38.3オーバルフラットキャブレターパワージェット付き


(注意).キャブレターの構造上 レスポンス性の良い順番

1.PJ(フラットバルブ)⇒ 2.FCR(フラットバルブ)⇒ 3.PWK(半月形)⇒ 4.VM(丸型)⇒ 5.CV(負圧式)

この特徴を把握した上で、自分に合ったキャブレターを選択して下さい。

※ 欲を言えばPJキャブに加速ポンプが付いていれば鬼に金棒なのですが・・・

なお、キャブの種類の特性は”チューニング狂の詩”第3楽章に明記

昔からPJかFCRか論争は良く耳にしますが キャブの構造と特性を把握していれば論ずるに足らず、
同じフラットバルブだから、4ストレーサーについているからでは同じステージでお話できません。
逆に己の無知さを露見する事になります。当店が良いと判断していれば使っています。
あくまでもレスポンス 加速の良し悪しの優劣をつけた場合の話です。
→その訳

ユーザーの比較したインプレはQ&Aに記載していますので参照してください。



PJはこうして作られる

ヴァイタルで販売しているPJキャブは全て オーダーを頂いて下記↓の行程を経て製作されています。

=MD30の場合=


ノーマルPJを全分解


コネクティングチューブのジョイントを作るためジュラ材を切り出し


ジョイントを規定寸法に旋盤にて削り出し(キャブ側)


コネクティングチューブ側 削り出し


キャブのセンター出しを行い コネクティング側切削


インマニ側切削


キャブ本体とジョイントのクリアランスを確認


ジョイントバフ掛け研磨


ジョイントの内側のバリ、段つきによる乱気流防止の為面取り作業


インマニとキャブの段付き修正の為面取り作業


切削粉塵など各ポート清掃


各ポートに残る防錆剤 洗浄


圧を掛け最終清掃


ジョイント圧入の為 シリコン塗付


ジョイント圧入完成


スローJ,メインJ、フロート取り付け 油面調整


フロートチャンバー取り付け後 スターターバルブ、エアスクリュ基本設定


ブリーザーホースをエキパイ干渉を防ぐ為 タイラップで拘束


スロットルバルブにニードルピン設定


フッ素液でコーティング


PJキャブ本体完成


スロットルハウジングパーツ 組み付け


PJキャブセット完成


以上のように PJキャブは1個1個各行程を経て完全オーダー生産で製作しています。

取り付け、構造、セッティング、トラブルシューティング内容のマニュアル付き


PJ関連リンク


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