走りを究極に追求した究極の集大成がモトクロッサーです、無駄な作りが無く性能本位にレイアウトされたものだが

実にカッコよく美しい、それはすべて機能美から来るものです。

ここ最近のチューニングバイク特集なる雑誌の内容はドレスアップパーツを身にまとい 中身はノーマルというものが

多く見受けられる。ヴァイタル的思考はどちらかと言うと見た目がノーマルで走り出すと速い方がシブイと思う方で

見た目が変わるものは機能を持ち 機能美に溢れるものでありたいと思っています。


↑ MD30 6型 オフロード


↑ MD30 6型 モタード


まず冒頭に性能本位と言う事で バッテリー及びセル機構を削除する事(重量で言うと5kg強軽量化)が大前提になります。

ME06、ME08をベースにチューニングを薦め 実績を上げてきた車体、サスなどトータル的な戦闘力でやってきた

感覚(それで普通)でいくと セル機構が最終的にネックとなります。クランクマスが重く回転上昇やピックアップ向上の

大幅な足を引っぱる事と 車体重量、バランスを大きく損ない運動性能という意味で語る土俵に無いからです。

何度も言いますがセル自体を否定するものではありません、一般市販車の現状を見ますと125cc以上から大排気量

までのセルモーターは共通のものが使われています、と言う事は大きなトルクを出す為にバッテリー容量も大きくせざるを

得ません。またCRF‐]のようにセルユニットが半分の大きさで駆動はダイレクトにクランクシャフトを回す無駄の無い

つくりであれば大歓迎でありますが 一般市販車(MD30)のようにセルとクランクの間に大きなギアが3つも噛んで

なおかつ大きなワンウェイベアリングがフライホイルにダイレクトに付いていてはクランク周りの軽量化にも限界があり

逆にそれを削除すればME06、ME08以上に軽量化が可能になるのです。


@MD30ノーマルフライホイル重量:2.200g

AMD30ノーマルのフライホイル超軽量:1.700g(ME08の軽量加工とほぼ同重量)

BMD30セルワンウェイベアリングを外し超軽量:1.330g(ME08の超軽量加工より軽い)

CRF250X:フライホイル重量・・・552g

CRF250R:フライホイル重量・・・453g

※フライホイルワンウェイベアリングを外し超軽量加工したものがいかに軽くなり レスポンスが鋭くなるか言うまでも

無く想像に明るいでしょう。CRF系のフライホイル重量と比べBは3倍近い重量である、ここまで説明しこれの比較を

見て実用的なトルクが無いと思う人はさすがにいないと思います。


       ↑ CRF‐]のバッテリー位置                    ↑ CRF‐]のセルユニット
CRF‐]のバッテリー搭載位置はエアクリーナーBOXの上車体重心の近くにある          小さいセルユニット それもケースに沈み込んで取り付けられている


       ↑ MD30のバッテリー位置                      ↑ MD30のセルユニット
後部フレームの突端に位置しているのでリヤサスの動きを大きく損なっている     大きなセルユニットに加え複雑に連接するギア群 それをカバーするには露骨に大きく張り出す
                                                   それにフライホイル内側にセル駆動のワンウェイベアリングを配する為にカバーは張り出し
                                                   クランクも長くなり重量も増す


       ↑ CRF‐]のセル機構                  ↑ MD30のセル機構  


   ↑ MD30にセルユニットを外した状態            ↑ バッテリー機構を廃しコンデンサーに換装


外したセル機構のパーツ群 バッテリー系も含めると5kg強にも及ぶ


=効果=

・一番の目的はクランク周りを軽くする為のもので フライホイル裏側のワンウェイベアリングを外す事で

 フライホイル超軽量加工後はME08、ME06の超軽量化したものよりも軽くなり レスポンス効果は抜群。

・重量ですが削除パーツで約5kg強ですがバッテリーを配する事で車体の重心がエンジン近くに集中する為

 車体の振りや切り替えしが早くなり 体感的にはダイレクトに”車体が軽くなった”と体感できます。

MD30用セルレスキット


@マニュアルデコンプヘッドカバーセット↑
(このヘッドカバーは未塗装品ですので放熱効果有り)
  注)マニュアルデコンプカムは組付け済みですが ロッカーアーム、サブロッカーアームの入れ替え作業が必要です


      
A加工済みフライホイルカバーセット↑         B純正オプションキックセット↑終了
     
(注)フライホイルカバーのみのバラ売りはしていません。

↑上記のパーツ群に加え 配線処理及び取り付けマニュアルが付属します。

※純正キックセットが終了により価格改定

@ABフルセット・・・商品価格¥86.500‐ 税込価格¥90.825‐

※対策キックギアセットの場合・・・商品価格¥88.800‐ 税込価格¥93.240‐


すでにBキックセットが付いている場合

@Aセット・・・商品価格¥51.250‐ 税込価格¥53.812‐

(蛇足)この装備を換装する事により従来のバッテリーは必要なくなり 軽量バッテリーユニットを組む事で
     車体全体も軽量出来ます。→詳しくはGOODS−7を参照

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バッテリーレス コンデンサーユニット


オフロードを攻め込むには リヤサブフレームの突端近くに重〜いバッテリーユニットや電装ユニットが

配されている為 リヤサスの動きに大幅に悪さをします。また 軽い転倒でも脱着式のサブフレームは

簡単に曲がり ストロークしたリヤタイヤでマフラーサイドをピカピカに磨くか バッテリーBOXを削ります。

ひどいものはバッテリー自身も削れ 希硫酸をぶちまけたものも見た事があります。あくまでも 従来の

XRの戦闘力を最低限引き出す為に 今の至れり尽くせり装備は足を引っぱる為 解除や削除を行っています。

何もセルを否定しているわけではありません、CRF250]のように小さく重量や大きさや装備がジャマにならない

つくりであれば良いのですが いかんせん大排気量車と何ら変わらない大きなセルモーター、それを

駆動させるには大きな容量のバッテリーも必要になってくるわけです。ボタン一発始動の魅力とオフロード

走行の機動性を天秤に掛けると 今のMD30の構造ではヴァイタルは後者を選んでしまいます。

エンジンが掛かってしまえば 常にその重量を持って走らなければならないと言うことのリスクは

あまりにも大きい。実際 なにげにサブフレームを持ってお尻を振ろうとすると腰を入れなければリヤタイヤは

浮いてくれません、XLRやME06では考えられなかった事です。特にMD30ノーマルでゲロに行くには

あまりにも不利過ぎます。しかしスーパーXRの基本設計は”ウッズラン”を想定して作られています、

それがまったく生かされていない 基本設計は良いのに。長い登りや足元を取られるマディではアクセルを

開けていても失速し アクセルに対して反応が緩慢なエンジン、小刻みなギャップを高速で走るとバタつくリヤサス。

XR250(MD30)の基本的なつくりはすばらしく良くなっています、走り本来のつくりに重点を置き改良する事で

4ストレーサーをも脅かす存在に充分出来る優れたマシンです。そこでセルレスキットを組むだけで性能的にも

重量的にも飛躍的に向上しますが それに加え遂にバッテリーを無くせるようにもなりました。下記↓映像の

コンデンサーユニット(89g)をバッテリーの代役にすることで 重量、スペース的な呪縛から解き放たれ

本来のリヤサスの動きが取り戻せるのです、幸か不幸かMD30はリヤサスに関しては極端な2人乗り仕様で

ノーマルでも結構良いダンパー性能を持っています、このコンデサー仕様でダート走行の印象はリヤサスを

交換しなくてもノーマルで結構モトクロス的な走行にまでも対応できる動きをするように思いました。

言うまでも無くリヤ荷重の軽減 ひいては高い重心で有ったものがバッテリーが無くなる事でバイク本来の

重心がエンジン近くに低く集中し タイトなマシンの振りなどには特に効果が現われてきます。バッテリーが

無くなる事で電装に支障が出るのではないかと懸念されている方に、バッテリーが付いている時に比べ何ら

変わりはありません、ライトの光量が落ちるとか ウィンカーの点滅が変化するとかは

まったくありませんのでご心配なく。

バッテリーレス コンデンサーユニット

・・・商品価格¥10.270‐ 税込価格¥10.783‐

商品在庫希薄に付き 手持ちが無くなった場合は2〜3週間頂きます、ご容赦下さい。 


↑ コンデンサーユニット

↑ コンデンサー装着後

(追補)

MD30にセルレスキットを組まれる場合 新事実が発覚しました。MD30にはヘッドライトのメイン電源の

オンオフスィッチが無く 常時点灯がノーマルになっています。この状態のままですとキックを踏むたびに

ヘッドライトが点灯しフラマグの発電電流の多くがヘッドの方に消費され プラグのスパークが小さくエンジン

始動の妨げとなっているようです。セルレスキットを組み込む際は必ずライトのオンオフスィッチの装着を

御願い致します。また装備しない場合はキック時にセルボタンを押しながらキックするとヘッドライト電源が

カットされ始動し易くなります。

Part-9参照

MD30用ライトオフスィッチ・・・商品価格¥4.260‐ 税込価格¥4.473‐


それでもセルは捨てがたいという方はこちら

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ここから自分のバイクをいかに仕上げていくかの構想を頭に描き 実現していく。

・車体レイアウト ・サスペンション ・パワーユニット ・ブレーキユニット

芸能人は歯が命なら チューニングはヘッドをいかに造るかが命です。


ここに1台のXR250(MD30 3型)がある、お客さんのご好意により店頭にて試乗車として

置いてあります。その1ユーザーが丹精込めて作り上げた仕様のまま置いて有ります。


=XR250 3型トレールモデル シュラウドSANISHI号 仕様諸元=

・通勤快足セット(フライホイル超軽量、PJ36キャブ、ME08ダクト)

          &HOTCAM(現在はロード向きハイカム)、強化バルブスプリング(チタンリテーナー)

強化カムチェーンテンショナー、強化カムチェーン、軽量カムスプロケット

・リミッター解除 ST−1 C.D.I&フライホイルパルス加工

・AI解除システム

・オリジナルヘッダース&モリワキスリップオンマフラー(現在はオリジナルディュアルエキゾースト)

・セル機構削除&軽量バッテリーシステム(現在はバッテリーレスコンデンサー)

・フロントブレーキ:”バキッと効くブレーキシステム(現在はプラスオーバーサイズローター)

・フロントフォーク強化ステージT

・リヤビッグローター

↑上記内容の仕様 この車両を試乗車として預かっています、ヴァイタル仕様がどんな感じになるか乗るのが一番。

是非乗ってみてください。


現在 試乗車シュラウドSANISHI号はモタード仕様です↓


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