もう今では通用しない“かっこよさ”“シブさ”とは。
一言で言うと価値観の違いと言えばソレまでですが・・・
私がスーパークロスを始めてみたのが38年前 ダビングのダビングされたビデオだった。
ひときわ目立ったライダーがJohnny O'Maraだった。
とりあえずライディングフォームがしなやかでカッコイイ。
以前オマラが言っていた事に「125ccが最強」だと。
当時クラスは125・250・500に分かれていて花形は250や500だった。
最近たまたま見つけたYou Tube動画 1986のナショナル(デ・ナシオン)
125/250 125/500 250/500と混走の国別対抗戦。
コースもアップダウンがきついレイアウト、当然小排気量には不利。
その125/500クラスでひときわ注目を浴びたのが♯3オマラだった。
トップはCR500をライドする♯1ベイリーだが下位から追い上げて2位に入ったオマラ(CR125)だった。
終盤 ヨーロッパチャンピオン ジョベ(500)を抜くのは圧巻。
パワー差は言うまでも無い そこに125という小排気量で次々と500を抜いていく。
まさに「下克上」
このかっこよさは見る者を魅了した。
https://www.youtube.com/watch?v=iixXzxwgmII
コレなんだよ コレなんだよねぇ〜
ホントのかっこよさは。
難しい事にチャレンジしてそれを成し遂げる。
XRでモトクロッサーに挑んで勝つ 普通では有り得無い事ですが遣り甲斐がある。
ノーマルクラスで勝っても オープンクラスで勝たないと意味が無い。
やはり速くて当たり前のモトクロッサーに勝たなければ・・・
日々どうすれば速くなるのかを積み重ねていけば 後に追随されても恐れるに足らず 迄の領域に達せねば。
また自分より大きな排気量のバイクを負かす コレも醍醐味。
そして「羊の皮を被った狼」 見た目はノーマルでも速さは抜群。
そんな価値観を共有出来るユーザーが少なくなってきていることが残念だ。
拘りなんて無いから安易にレーサーのようなバイクを買う 実にアンチョクだ。
昔はXRでレースに行けばレース前に2スト勢に馬鹿にされた、そのお返しはレースで・・・
今後大口を叩かぬようコテンパンにやっつけた。
マシンをアピールする為に速いライダーや有名なライダーを乗せる事無く ライセンスも持っていない私が乗った。
マシン開発もレースも面白かった。
今 CRF250Fを通して同じ いやそれ以上の期待感で楽しくて仕方が無い。
市販車には似つかわない運動性能や可能性を持っているからだ。
蛇足
↑上記のレースは‘86年、サスペンションの動きを見ていて思った。
34年も経っているのに今の市販オフロード車はこの領域には至っていない。
いかに一般市販車に手を抜いているか・・・
いい加減にせな あかんわ。
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