過去ログP - 1
“Bulletin Board”にも書きましたが最近のMD30やME06・ME08を含め XR400Rに至るまで
楽しくてしょうがない。逆車は2004年、MD30は2007年でモデル終了。
少なくとも十年以上経ったモデルが今になってこんなに性能を飛躍させる事が出来るとは・・・
1985年XR350Rをヴァイタルとしてレースに投入し 日々いかにして性能を伸ばす事が出来るかを
考えてきて 万策尽きた感が満円していたが 何か自分が見落としているのではないかと
原点に立ち戻り別の方向から見直す事を繰り返してきた。
以前書いたと思うが「乾いた雑巾を絞る」かのようなやり方しか無く 文字通り万策尽きた状態が
続いていた。今回の事でやはり既成概念を拭い去らないといけない事に気付いた。
ノーマルをいろんな意味で充分理解する事と チューニングの限界もいろいろ壊してきて分かっているつもり。
その範囲内でまだ“望みの種”は芽を出さず じっと待っているような気がする。
チューニングって深いなぁ〜
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ショック! ショック! ショックアブソ〜バ〜!!
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=面白いモンですねぇ〜=
フォーランナーバルブに味をしめ 我がオモチャXLR80Rのノーマルキャブのスロットルバルブを
同様に加工してみた。キャブ回りも過去いろいろ思考を凝らし様々な工夫を重ねてきましたが
セッティングに大幅な変化ほど無いものが多かった、しかしやった分は確かに効果は現われ
どんどん進化を遂げてきた。しかしこのフォーランナーだけは別物だった。
XLR80Rのノーマルキャブに至ってもセッティングをそのままで走るとギクシャクして普通に走れないほど
吸入量が変わるのです。XLR80RはノーマルキャブなのでPJキャブに施工したほどの変化は無いが
明らかにレスポンスや加速は速くなっています。
XR系では“乾いた雑巾を絞るようなチューニング”が続いてきましたが 「この手があったのか」と
吸入効率や点火タイミングを見直し 具現化が可能になった事により更に飛躍的な性能アップ出来る
事が出来ました。販売終了から十年以上経ったのに・・・
また 一度乗ってみようとすぐに来店してくれるユーザーさんの行動力には脱帽です。
そしてそのインプレをその場で聞けるのが醍醐味です。
「コレは危ないですね」とか「コレは危険です」は私にとってサイコーの褒め言葉。
どのユーザーも顔が笑顔になっているのが楽しいという何よりもの証。
バイクの面白さってコレなんだよね。
------------ Separate case -----------
オークションでグルグル回っていたウチのオリジナルヘッダース&Powerd Muffler
定価より高い設定だったのに 遂に売れたようですね。
気持ちは複雑・・・
あんな値段でも買ってくれると言う嬉しさと ちょっと高くないか! と言う5:5。
でも期待は裏切らないと思います。
エンジンチューンの決め手の最期の最後は排気系で決まります。
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BS GRITTY ED−12 の17インチが遂にカタログから消えた。
‘81XR250Rから‘87XR600Rまで幅広くリアに17インチが多く採用されていた。
エンデューロマシンにエンデューロタイヤが付いていなければ見た目に迫力が欠ける。
トレールタイヤではねぇ〜
レストアに当たるとしても重要なポイントが・・・
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我がXR400R 更なる高みへ
以前何処かで書いたがXR600RにPJキャブを付ける際 今までの逆、アタッチメントをエンジン側に付けて
どんな感じになるか試した事がある。15mm後ろにオフセットするだけで アのPJキャブがノーマル(VM)と
何ら変わらない程のレスポンスに落ちてしまった。
XR400Rのノーマルインマニは見た目に結構長い、通常PJキャブを取り付けるとフレームの内側に隠れてしまう程。
表に公表していないが私の400にはノーマルより短いタイプを取り付けてある。
エンジンにキャブ本体を近づければ近づけるほど(ミリ単位)アクセルレスポンスはますます鋭くなる特徴がある。
だからFCRのような取り付けは問題外 話にならないのだ。
しかしもっと短いインマニを加工、取り付けることに成功。
左が400ノーマル 中央:この前まで付けていた短いタイプ 右:今回取り付けた極短インマニ
以前の(中央)より12mmも短いのだ。
キャブだけを取り付けるとご覧の通りまったく届かなくなってしまった。
------------ Related to the previous -----------
=それに加えXR400Rをリミッター解除した数少ないユーザーさんには朗報=
標準でセットしているC.D.Iは進角型をチョイスしてあるが それよりも更に速い高進角タイプのC.D.Iを
今回セットした(ノーマルC.D.Iタイプには取り付け不可)。
タダでさえフォーランナーバルブ装着で突き抜けた性能を確保出来たのだが この度の極短インマニ&
高進角C.D.Iで“手に負えないマシン”に変貌を遂げた。
XR400Rに敵うライバルはもう居ない 速い 速過ぎる。
------------ Related to the previous -----------
試乗されたユーザーさんのインプレが「ヴァイタルの掲示板」に載っています。
時間があれば見て下さい。
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ココ最近めっきり春ですねぇ〜 桜もピークを越えすでに“桜吹雪”の様相です。
ひさびさに桜の映像を撮ってみた。
------------ Icing on the cake -----------
PJキャブ装着の皆様 エアスクリュの再調整時期ですよ〜
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断捨離の一環として“T. collection”で車両やパーツを売りに出している。
つい先日XR200Rの成約が決まった。
ちょっとワケアリ(ベースは‘82改‘81仕様、エンジン:TLR 国内限定車)の車両だが
自分のコレクションとしてフレームから塗り直し 外装、ワイヤー類などはほぼ新品で揃えた。
リアショックも新品の‘81サブタンクに入替え オーバーホール、
前後タイヤも200専用(IRC VE−31)の新品タイヤ、
シートも版を起こし 張替え、
拘りの純正スチールハンドル、
火の打ち所の無い完品だ。
“Bulletin Board”の過去ログにその現車の映像があった。
ど〜よ 綺麗でしょ!
まじまじ見てみると ほぼ新車のような仕上がりに 「随分安く売っちゃったなぁ〜」と後悔しきり・・・
この前たまたまオークションで同じ‘82のXR200Rで欠品もそこそこある中程度のものが
結構な値段で落札されていた事を思うと・・・
そう思っていても仕方が無い・・・ 縁のものだし 娘を嫁に出す気分、心中は複雑・・・
決めた事だ。
ただ大事にしてくれそうなユーザーさんだったので良かった。
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昔 ライダーの中で誰が一番速いかを決める「スーパーバイカーズ」と言うレースがあった。
部門は3部門 ダートトラック、ロード、モトクロス。
コース自体も1周のうちそれぞれ1/3づつに区分されていて不公平さを緩和している。
マシンの規定はホイルサイズとタイヤのみ、フロント:19インチ リア:18インチ ダートトラックタイヤ。
年一度で3〜4年しか無かったレアな規格で そもそもライダー発案でギャラリーシャットアウトのレースだった。
スーパーバイカーズが無くなり しばらくしてヨーロッパ発の「モタード」と言う競技で定着した。
モタードも初めはコース自体がバイカーズと同じようなものだったがジャンプも無くなり ロードのみとなった。
私の時代はやはりスーパーバイカーズがカッコイイと思っているので当店試乗車も“バイカーズ”仕様となっている。
You Tubeで最後の2年分を見つけました。ご覧下さい。
ダニーチャンドラー スーパーバイカーズ
https://www.youtube.com/watch?v=V1LLP6QKCWA
↑上記 翌年
https://www.youtube.com/watch?v=APEdTAQE3EA&list=WL&index=62
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新型リミッター解除を“Bulletin Board”に公表依頼 やはりチューニングに貪欲
(ドンヨク)
なユーザーさんは
流石に反応が早い、脱帽です。過去を振り返ればXRをいかに“唯一無二”の座を確保すべく繰り返して来ましたが
我ながら“悦”に入ったモノは「カム専用オイルクーラー」「オリフィスボルト」「フォーランナーバルブ」
そして今回の「
リミッター解除兼用高進角型C.D.Iキット」です。
特にXR系に携わるパーツを製作しているショップさんの中でもココまで考えているトコロは無いだろう と。
(ウチのHPをヒントにコピーしているトコロもあるようですが・・・)
先日 ホンダの営業マンが言っていましたが「現行で販売されているオフ車はCRF−Lだけだ」と。
確かにそうだ しかしそのCRF−Lも非常に残念なバイクでやろうと言う気にさえならない。
本田宗一郎最後のDNA“MD30”をもう一度 皆さんにどうやって磨き上げるかをこのHPにて
紹介し直そうと思います。MD30のコーナーをリニューアルしようと思います。
クルマもバイクも電気化がこれから加速していくであろうこの時代に「後世に残すべき唯一のバイク」として。
“地上最強のXR”にする為に
ご期待下さい。
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下記↓の“一筋の光”の検証結果について
MD30用のリミッター解除があった頃から 試作検証していましたがうまくいかず暗礁に乗り上げていました。
コレに執着していた理由はエンジン出力を加速重視で理想に近い進角パターン特性を持つからです。
実用化を進める中うまくいかず第二候補を実販していたのです。
ただそのリミッター解除キットも無くなり RFVCエンジンの特徴である「ブン回るエンジン」に封印された
状態でありました。そこで遂に更なる思考錯誤を重ねた結果やっと実用化にこぎつけました。
コレは従来品MD30 3型以降対応だけでなく MD30初期型にも XR400 モタードにも
XR230にも対応型というのが優れている点です。進角が速いと言う事は言うまでも無く
安易に加速が速くなると言う事です。
フォーランナーバルブ同様 生産中止になって十年以上を越えた今 「こんなパーツが出来るか」と
達成感が頭を支配しているところです。
ますます“XRが牙をむく”仕様が充実してきました。
詳細は近日“Bulletin Board”で
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GHAがかつてバイクに使える部位を検証して欲しいと言う事で 効果が絶大なのがクラッチプレートでした。
GHA加工の特徴は1.)熱伝導率が優れている。 2.)表面強度はステンレスの約3倍
3.)鏡面に加工すれば摺動抵抗が飛躍的に減少する。
以上の特徴からクラッチ以外にブレーキキャリパーにも向いていると考えた。
実際自転車有名メーカーがダウンヒルで全行程のひどい時には1/3程度でオーバーヒート症状が
出るのでその対策としてGHAを試したそうだ。結果は不採用・・・ 2/3までしか耐たないと言う事だった。
私にすれば表面加工のみで寿命が倍になった事は期待以上に評価に値すると思う。
某有名自転車メーカーも安易な期待をしたものだ。
放熱効果には特に効果があるので「軽量キャリパー」を加工に出したのだが何処かにいってしまった。
それが今になって出てきた。
“地上最強のXR” XR400Rに装備しよう。
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= 一筋の光 =
MD30のリミッター解除キットが無くなってしばらく経ちますが XRチューニングパーツラインナップの
中で大きな穴が開いたような格好です。なんとか次期リミッター解除としてデリバリー可能な候補を
テスト中です。もともとXRには機構的に電気リミッターなんて無用の長物 まったく必要の無いものです。
通常のメンテをしていればXRはサージングをしてもバルブは突かないよう出来ているのです。
ただしMD30のノーマルカムチェーンを組まれているユーザーさんのは例外ですが・・・
ご期待下さい。
分かり次第“Bulletin Board”にてご報告致します。
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チューニングの目標として“シュラウド佐西号”を目指していると言うユーザーさんを良く聞く。
先日 関東よりユーザーさんが来店し フォーランナーバルブ組み込みの“シュラウド佐西号”を
あらためて試乗してもらった。
そのインプレをよせて頂いたので“Bulletin Board”に記載前に紹介させて頂きます。
ヴァイタルスピリット田口様
○○です。
25日はご対応いただきましてありがとうございました。
他のお客さんがいなかったこともあり、面白い話や参考になる話を色々聞くことができて
充実した時間を過ごすことができました。
あと何年ぶりかの佐西号すごかったです。
百聞は一見に如かず、試乗して目から鱗がボロボロと落ちました。
当方大型バイクも所有しておりますが、それらの加速感とは違い、それ以上に軽さと力強さが
混在した強烈な印象を覚えました。(今も脳裏に焼き付いております。)
加えて自分のキック始動の下手さを改めて実感しました。
(さらっとエンジンがかかったことにビックリ。練習不足です。)
佐西号は270cc+フォーランナーなので、フォーランナー自体の刺激がどの位なのか判りません
でしたが、今回ご依頼させていただいた作業が出来上がった際には、乗り比べて改めてその効果
を感じたいと思います。(目指せRVS270R INTERCEPTER TYPE-R レプリカです)
最後に作業をお願いしましたヘッドポーティングについて、現状モタード仕様になっております
が、将来的にはまたOFF仕様に戻すつもりでおります。
もし作業を行って頂く際の参考なればと思い、ご連絡させていただきました。
ご確認の程、宜しくお願い致します。
フォーランナー装着後 まだ数ヶ月しか経っていませんが試乗された方の驚き方が楽しみでなりません。
コレがレース全盛の頃に出来ていればもっとトロフィーの数や展開が楽になっていただろうとつくづく思います。
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XR400Rも生産中止となって早14年になります。
ウチではXR系“最速マシン”として絶賛しております。
今までのパーツラインナップでも他を寄せ付けないマシンになりますが
ココに及んで「フォーランナーバルブ」なるアイテムで もうブッチ切り状態ですが
更に強力なアイテムが2点あります。
それは限界排気量のボアアップです。
従来ですとノーマルシリンダーの限界が430ccです。
かつてIMSの440ccキットがありましたが コレは圧縮が上がり過ぎてスタッドの型式でも
最強の植え込み式スタッドボルトが尽くボケて上がってしまうデメリットがありました(圧縮抜け)。
ピストンも鍛造製でオイル消耗も多い。
ですのでウチではお勧めしてきませんでした。
この度紹介するキットはピストン材質は鋳造でノーマルと膨張率は変わりませんし
重量も必要最低限に抑えられています。(ウチでは軽量ピストンピンもあるので組み合わせるとより効果的)
ピストンサイドにはモリブデンショット加工が施されていて これにスリット加工をプラスすれば
より高寿命になります。
ピストンヘッドもフラットでボアアップによる圧縮アップに留まります。
435ccキットです。
ご希望のユーザーさんには随時導入していきますのでよろしくお声掛けください。
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今年初めての書き込みとなります。
年末 小用で当店試乗車“シュラウド佐西号”を使って走っているとフォーランナーバルブ投入での
セッティングが不十分である事が分かり 店に帰ってきてすぐにキャブセッティングを行った。
試走しようとキックでエンジン始動しようと試みるがウンともスンとも言わない。
掛け方がヘタクソになったのかと思いきや なんとプラグに火が飛んでないではないか!
ほんのさっきまで走っていたのに・・・ なんでや?
時間が無いのでその日は放置
数日後 様々なユニットをチェック、C.D.I・レギュレータ・コイル・プラグ いずれも問題無し。
根っこの発電には問題ない キックの度に灯火類は作動する。
要はC.D.Iへ行く電源の問題ではないかと結論。
点火システムが生きているかバッテリー電源を投入 すると火は飛ぶ。
配線を元に戻したら何故か火は飛び始めた、なんでや?
はっきりした原因が分からぬまま走れるようになった、どうも気持ち悪い。
セッティングが合っているかと試走すると“フォーランナーバルブ”は恐ろしいねぇ〜。
このバルブ1ヶでの変貌振りはかつて経験が無いほどのエグさがある。
試乗車とは言え カムが良いのか 排気量が良いのか PJキャブが良いのか 排気系が良いのか 分からなくなった。
勿論すべてが絡んでのこの走りだということは言うまでも無いが一般ユーザーの目安に果たしてなるのだろうか?
もう“無敵”の位置は揺ぎ無いものになっただろう また今後ひとクラス上がターゲットになるだろう。
特筆はウチのヘッダース&Powerd Mufflerが大きな貢献をしているように感じる。
マフラーだけでも他のメーカーに入替えるとココまでの加速反応は無い。
つくづく良い排気系が出来たモンだと“悦”に入ってしまう今日この頃です。
(もう作らない&作れないのが残念ですが)
しかし ココがヘンな店で誰でもお勧め 売りたいとは思わないのです。
今まで自分のXRをコツコツ積み上げてきたユーザーさん 掲示板やこの社長室隠れ家をご覧になっている
ユーザーさんにのみ供給 体感して欲しいのです。
だからあえて“Bulletin Board”には 深い説明をあえて書いていないのです。
その名の由来通り “遊び心”を持った“ヤル気”のあるユーザーさんにのみ供給したいのです。
“シュラウド佐西号”は 見た目はXRでは無くなってしまったが “後世に残すバイク”に値する事には間違いない。
RVS270R INTERCEPTER TYPE-R(“シュラウド佐西号”) として。
ここから↑ 2018年
鬼の霍乱
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以前下項で書いたアマゾンのCM、今も流れている。
You Tubeを見ているとCMでフルバージョンが流れていた。
TVと違ってフルバージョンの方がなかなか良い。
アレを見ていると母親の田舎を思い出す、ばあちゃんは勿論バイクは乗っていないが
あの一人での生活や環境が良く似ていてオーバーラップしてしまうのだ。
あのおばあちゃんの表情も良いし 良い孫を持ったもんだ。
自然と涙が出てくる。
あの頃に戻りたい。
PS.子供の頃は歩いてバス停へ行き バスで峠を越えて山向こうへ、そこで必ず母は酔ってしまい
ゲロ吐いていた。当時の峠は舗装がされてなくボコボコな悪路でした。バス停を降りてまた歩き。
子供の自分にはえらく長く感じた。家を出て1時間は有に掛かった道のり えらく遠いと思っていた。
私もバイクに乗るようになれば30分もあれば着いてしまう距離だった。
もうお婆ちゃんは居ないがやけに懐かしい。
------------ Icing on the cake -----------
本当に小さい頃の記憶ではバスはボンネットバスでウィンカーはバー見たいのものが車体の横からピコっと出ていた。
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“超エグイ”ハイカッタウェイ“の正式名決定
Forerunner Valve:フォーランナーバルブ
ココに踏み込むユーザーは 「一歩踏み込む勇者・先駆者」 と言う意味合いのものです。
今のところコレを体感したユーザーさんは数人しか居ませんがあまりバラ撒きたく無いのが本心です。
「スロットルバルブごときでそんなに大騒ぎするほどのものではないのでないか」と大半の方が思っていると思います。
そこを「面白そうだ」「一度試してみたい」と一歩踏み出す者のみが体験できる世界だと思います。
ウチはその一歩踏み出すにあたり“ハードル”を設ける事が多々あります。
まさに“選ばれし者”のみに供給したい逸品です。
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= ウ 〜 =
ここんところ 従来のチューニングパーツを死守するためにいろいろ気を配ってきたが
次は270鋳造ピストン系がサブくなってきた、最近のユーザーは行儀が良くてオーバーホールを
兼ねたチューニングにしても270ではなく 250ccベースに言及される事が多くなってきている。
270温存には丁度良いのだが 遊び心と言う上ではチョットねぇ〜
ME06やMD22系のオーバーホールにしても「危機感」が無いユーザーも多く見受けられ
事においては修理が出来ない可能性も多分に含んできている現状を分かっていないようだ。
まぁ バイクに対する想いがそれだけの事だと言う事だけどね。
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今日つかの間の天気に恵まれた、そんな時ME08のノーマルに乗ってられるユーザーさんが
“シュラウド佐西号”の試乗に来られた。言うまでも無くノーマルME08と“シュラウド佐西号”とは
「月とスッポン」
先日“超エグイ”ハイカッタウェイ“の体感をもう一度体験したく ユーザーさんを乗せる前に私自身が乗ってみた。
やっぱ 格段速え〜っ、今頃になってこんな性能を飛躍的に伸ばす事が出来るなんてメカの奥深さを痛感した。
ユーザーさんも試乗を終えて「全然ベツモノですね」と言う感想だった。
XRがボルトオンパーツ(通勤特急)でココまで変わる事を知らないユーザーはつくづく可哀想だなぁと思う。
今の言い方に言い換えれば「体験知識の格差」がますます広がってしまう。
ヤル気のあるユーザーさんと その場に留まるユーザーさんの格差。
確かに「ベツモノ」に変貌するわけですが31年前からの“定番アイテム”に過ぎず 今更驚くべきものでもない。
ますます“XR”が面白くなってきた。
この“超エグイ”ハイカッタウェイ“は加工でPJ34、PJ36、PJ38.3すべての種類に投入でき、
誰でもが体感出来るぐらいの変わり方をするパートです。
------------ Postscript -----------
PJ36系のユーザーさんには朗報になるかもしれませんが 若干数PJ36の“超エグイ”ハイカッタウェイ“を
お届け出来るかも知れません。
薄っすい期待を!
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=改めてPJ36に加工した“超エグイ”ハイカッタウェイのインプレ=
PJ38.3を我がXR400Rに装着していて ソレに好運にも手に入った“超エグイ”ハイカッタウェイバルブに
入替えてみた。それまでに入れていたのがノーマルから通常の“ハイカッタウェイ”を入れていた。
ノーマルから“ハイカッタウェイ”に入れ替えただけでも誰が乗っても分かるレベルの変化を見せた。
今度の“超エグイ”ハイカッタウェイ“はノーマルからハイカッタウェイ”に変更したよりも角度がきつい。
より良い加速をするだろうと思っていてもいざ乗ってみると想像以上の効果に驚いた。
たかがスロットルバルブごとき、そんな大げさな とお思いのユーザーが意外と多いかと思いますが
コレは一度乗ってみるともう忘れられないほどの印象はあります。
さて“シュラウド佐西号”にPJ36用に加工した“超エグイ”ハイカッタウェイを入れた印象ですが
XR400Rに”通勤快足”を組んだかのような錯覚に陥ってしまいました。
“速っ”
いつも乗っている“シュラウド佐西号”
乗りなれているので初めて乗るユーザーさんほどの感動は薄れてしまっていますが
この時ばかりは直感で「XR400Rに”通勤快足”を組んだかのような」と言うのが正直な感想でした。
各パートの仕様もさることながら最終の決めてはやはりマフラーの良し悪しで大きく変わるのを痛感します。
自画自賛ですがPowerd Muffler Mk.Wのデキが良過ぎます。
良いものに限って短命なのが残念でなりません。
さてPJ36用“超エグイ”ハイカッタウェイの加工ですが「天に唾する」ような作業になりますので気が進まなく
しばらく考えたくないのが正直なところです。
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=情けない=
昨日溜まりに溜まった旋盤仕事を一気にこなしてしまおうと 一日中専念した。
10時間経過 作業もいよいよ終盤に掛かった頃ぐらいから右手親指に痛みが出て来た。
最後の仕上げに入った頃には痛くて「送り」にも支障が出てくるほどになった。
もうすぐ“初老”も近くなってくるといろいろカラダにガタが出てくるようになってきた。
体力には自信があっただけにショックは否めない、腱鞘炎だ。
腱鞘炎はすぐには治らないだよねぇ。
朝起きて汚い話で申し訳ないがトイレでケツも拭くにも支障が在った。
人の体はうまく出来ていて何処が悪くても支障が出る。
つくづく健康な事が有り難い。
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PJ36用の超ハイカッタウェイの入手が絶望となった。
我がXR400RのPJ38.3に投入した超ハイカッタウェイはエグかった。
この絶大なる効果は捨て難い。
一番ユーザーさんが望んでいるのはPJ36用でしょう。
ここで何とか実用化する為にノーマルスロットルバルブを加工してみた。
カッタウェイが切ってある方向は永い間PJキャブの消耗部分には影響無いところなので
加工しても問題無いと判断したからだ。
最初に加工したスロットルバルブは失敗 削る時に出る熱でバルブが変形してしまった。
私の持分でもラスト1個の新品バルブを注意深く加工したところ無事成功!
コレを試乗車“シュラウド佐西号”に投入しテストする。
無事実用化出来るようであれば“Bulletin Board”に告知します。
試乗も可能なので乗ってみたい方はご来店下さい。
------------ The following day -----------
早速試乗
ム フ フ ウ 〜 ン
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この前家に帰る途中 踏み切りで引っ掛かった、徒歩で待っていた老人が話しかけてきた。
「コレは何年前のクルマ?」
そう言えば今年で46年経つ、約半世紀。
そんな古いクルマを内外共に新車とは言わないが綺麗に乗っている。
しかも生活の足として 毎日・・・
高速にのれば結構ハイアベレージで走れる。
世間的に人気があるおかげでパーツには事欠かない、それにネットのパーツ情報。
バイクでも今しきりにXRなどを末永く乗る為に備えをしておこう と言っているつもりだ。
そのまま何もせず乗っているわけではないが えらい事を実践しているなぁとしみじみ思った。
気がつけば46年前のクルマを現行のクルマと性能面で引けを取る事無く 普通に乗れるようメンテしておけば
日常でも気を使う事無く乗れる事をクルマで実践していた。
仕事クルマのトラックは33年前。
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DVDプレゼントのユーザーさんから手元に届いてすぐメールが入った。
もともとこのDVDはウチの看板マシンの走りを見たことが無い人向けに撮り溜めしたもので
かねがねXRの秘めたる潜在能力や可能性を感じていた私は自分より上のクラスをXRで戦う事で実証してきました。
同じベースマシンがレーサー相手にココまで戦えると言うのを見て欲しかったのです。
“百聞は一見にしかず”です。
=ユーザーの声=
御世話になっています。○○県○○市の○○と申します。本日商品三点到着しました。
早速DVDを拝見いたしました。素晴らしい。やはり、この先もXR を大切にしようと確信になりました。
ビッグローターとセルレスキットは稲刈りが終わったら作業したいと思います。
また何かありましたら、相談させて頂きたく思い、感謝のメールをさせていただきました。素晴らしい職人です。
最初はリミッターカットから始まり、そこでヴァイタルさんを知り、
お陰で痒いところに手が届く性能向上を少しずつですができて光栄です。田口さんに出逢えて光栄です。
ありがとうございましたm(__)m
------------ and -----------
田口社長様
いつもお世話になりまして誠にありがとうございます。
DVD届きました。
ありがとうございました。
早速観させて頂きました。
ヴァイタルチューンのXRの速さと総合性能の良さが明確に分かりました。
度肝を抜く速さでしたね。
また顔を出しますので宜しくお願いします。
ありがとうございました。
XRがどれだけ走るものか興味があるユーザーさんが申し込んでくれたと思います。
コレです コレなんです コレが大事なんです、興味・好奇心です。
近年は「ボクはレースをやらないので関係ない」的な事も良く聞きます。
レースをやらなくてもその可能性を持ったユーザーさんなのですから見てみたいと思わないと言うのが
私には???
XRのようなバイクは今後おそらく出てこないであろう事に気付き始めているユーザーさんも増えてきているよう感じます。
ただ公募も瞬時に終わったのでほっとしています。
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先日 関東方面のユーザーさんから1986年XR600Rのエンジン修理依頼があった。
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今 製作中のXR400Rにワークスの前後サス
(後日記述)
を入れるべく倉庫より引っ張り出してきた。
フロントは下映像↓に装着済みですがリアショックが問題発生。
オイル漏れもガス抜け ロッドの錆もなく良好な状態ですが いかんせんお約束のバンプラバーが
ボロボロに朽ちていた。コレは使っても使わなくてもウレタン素材が経年劣化するので仕方が無い。
しかしバンプラバー入替えだけでオーバーホールするには実に口惜しい。
マジマジと構造を見てみると
XLR200Rのようにゴムラバーで製作し取り付けてみよう。
ノーマルのバンプラバーに割を入れては使えない、しかし下の皿に落とし込むように作ればフルバンプしても
ラバーは逃げが無いのでしっかりと受け止めてくれる。
完成
ラバーの高さもノーマルより低くするとストロークまで伸びる 一石二鳥だ。
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= 夢の途中 2種 =
------------ Bonus -----------
=“Bulletin Board”に出す前に ココでこっそり告知=
永らくご愛顧頂きました「軽量キャリパー」ですが残り2ヶで終了となります。
まだ付けていないユーザーさん 良ければどうぞ。
またココ最近 永く放置していたPJキャブをオーバーホールするとドレンの裏が腐ってボッロボロに
なってきているユーザーさんから問い合わせがあります。しかしメーカーの設定ではドレン単品では
出ていません。オークションなどで外品もあるようですが使えるドレン見つけました。
アルミでもなく鉄でもない アルミ合金?らしき腐食し難い材質で単品販売可能となりました。
ただ何個まで供給出来るか分かりません。PJキャブ温存したいユーザーさんに予備で如何でしょう。
PJキャブ用ドレンキャップ(O-リング付き)・・・¥1.070- 税込価格(8%)¥1.153-
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=ちょっとした事ですが=
前から私のCRF150Fの外品テールランプキットの取り付けネジの頭がモッコリ飛び出し錆びている。
付属のネジですがこの時は付ける事に気を取られあまり気にしていなかった。
しかしある日目に付いて気になって仕方が無くなってきた、フラットにならないものか・・・
ココ最近 私物の加工モノに多用している頭が低いステンレスネジを使う事にした。
ウ〜ン 実にスマートになった コレを含め3台分入替えた。
ちょっとした事が気になるのです。
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最近立て続けに2件同じ用件でバイクが入ってきた。
「フロントブレーキのO/Hをして欲しい」「フロントブレーキのエア抜きをして欲しい」と。
見て一目瞭然 原因はコレだ↓。
アルミ削り出しで遠い近いの調整付き 誰もがソソルのが分かるがコレが原因。
以前から折に触れ言ってきた事ですがホンダのブレーキには支点から作用点までの距離が2種類あるのです。
それが合わないものをつけるとブレーキのタッチがエアを噛んだようになってしまうのです。
相談に来た2台はMD30と“バキッ”と効くブレーキシステムのマスター付きです。
アカンでぇ〜 元に戻せばすぐ解消!
今のところインナーがヘタって交換する事はまず無い。
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久々にうまくバイクを使ったCMを見た、皆さんご存知と思いますがアマゾンです。
この仕事をやってきて海外の映画やドラマでもバイクがカッコ良く使われているのを見ていると
この日ノ本では真逆 悪党が乗る代表のような使われ方。
私が遊びたくった“昭和”の時代には日常からオフロード三昧で実に良い時を過ごさせてもらった。
モータースポーツにおいては琢磨がインディで優勝し トヨタがルマンを制した。
しかしこの快挙を民放で取り上げないのが何よりの証拠。
まぁこれもメディアが悪いんだろうなと思う、そこでいつしか私の持論となった。
「モータースポーツは日本には根付かない」
スーパークロスが日本に入ってきた時 外人ライダーが皮肉を言っていたのを思い出す。
「勝てるバイクは日本製しかないがそのバイクを作っている日本にライダーが育たないのは何故?」と。
クルマもバイクもメーカーの試算では右肩下がりの想定だ。(現在バブル時期の10分の1以下の現状)
もの造りの国もどんどん衰退するのではないかと危惧している。
何処に向かっていくのかこの日ノ本は。
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しょ〜もない ボヤキですが初めてキジマからパーツに困っているとメールがあった。
そのものズバリの回答は無理だったがソレを含む貴重な情報を送ったが その後無しの礫・・・
そんなメーカーだったんだと再認識した。
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今年に限らず自分のマシンに装着する為に開発した“スーパーデルタプロリンクシステム”。
レーサーより“しなやかな”リアサス、誰が名付けたか分からないが“ネコ足”。
中古パーツを使っても結構な金額になるにも関わらず コンスタントに注文が入っている。
本来ウチに来る筈でも無いユーザーの心無い行動で表向き販売中止にしているが
それでも欲しいと言う熱心なユーザーさんの為に供給している。
最近ウチが狙った効果でオーダーをくれたユーザーさんが居る、レースシーンを収めたDVDを見て
敵である市販モトクロッサーを相手に我がRVS‐Rの走りを見て サスの動きがまるで違う
「すごく良さそうだ」と言う事でオーダーしてくれた。
私にとって“天にツバする”キットなので ひたすら加工・製作するしかないのですが・・・
しかしデルタプロリンクももうすぐ終焉を迎えそうだ、このキットは今使っているリアショックありきのサスだ。
今のところメーカー在庫なし 注文を入れたらその分だけを作る体制に変わったようだ。
ゴソウダンパーツに入る典型的なパターンだ。
今のXRパーツラインナップは今後も「無敵」状態でしたがソレも少しづつ崩れつつあります。
なるべく維持出来るように策は立ててはいるものの・・・
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この数年CRF-Xのフルパワー化の依頼はトンと無かったが 今年になり4月に1件、7月に1件と
珍しく仕事が入ってきた。4月入荷分は2007年 何の問題も無くフルパワーユニットを組み込むことが
出来た。次いで7月の2009年モデルも難無く組めると思い仕事を受けたのだが構成パーツの
最重要部品がゴソウダンパーツで空前の灯火・・・ 何とかすべてのパーツは確保出来たので
着工して驚いた。問題は吸排気だ。要はキャブはイジルな仕様でセッティングの変更が出来なくなっていた。
排気は2種類あり大きな排気口と小指サイズ。ソレがパーツ統合され後者のみ・・・ CRF-Xも終わったな!
“R”と同じエンジンでありながら42PS出る筈が27PS、カリフォルニア仕様(エアインジェクション付き)
に至っては24PSだ CRFに乗る意味が無い。何故こんな設定をしたのか意味が分からん。
そりゃメーカーの拘りが無いユーザーなら迷わずWRを買うさ。
以前であれば解除出来 本来のカタチで走れたものが もうソレも出来そうに無い。
無論 近年国内限定で出しているCRF-Xもその対象だ。
ホンダは一体何を考えているんだか・・・
7月に入ったCRF-Xは意地でフルパワーを作ったがもうコレで終了。
初期型のCRF-Xを持っていて良かったとつくづく思うのでした。
CRF150Rも同様にね 初期型が一番パワーが出るのだ。
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XR650Rのオーバーホールを兼ねたチューニングを依頼されている中
ユーザーさんからモタードにする為にホイルを送って来た。
フロント、リア共にタイヤ付き中古で別梱包だったが1本が異様に軽い マグホイルだろうと思って
梱包を解いて驚いた。なななんとマルケジーニではないか!
アルミ削り出しでこの軽さ・・・ 走りにかなりプラスになるだろう。
実に美しいし そそられる。
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